【画像】にじさんじクリスマス配信まとめがこちら…

2020年12月24日

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ベルモンド・バンデラス

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【にじさんじ】へそってえっ○なのにみんな平気で見せるよな【画像大量】

2020年11月29日

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【独自】ベルモンド・バンデラス、論文になる

2020年10月16日

カテゴリ:
独自記事
ベルモンド・バンデラス

　たまたま「ベルモンド・バンデラス論文」でググったら、本当に論文が出てきてびっくりしたので記事にします。

　なお、文中にベルモンド・バンデラスさんが何回も出てくるため、以下ベルモンドと略させていただきます。

↑ベルモンド。出典:にじさんじHP

■中国人留学生が書いた「クール・ジャパン」論文にベルモンドが

　この論文の著者は、中国人留学生の史金凱(Shi Jinkai)さん。内容は、中国人の視点から日本の文化輸出政策(いわゆるクールジャパン)を評価する、というものです。第一章から第三章では、19世紀フランスのジャポニズムから、現在のクールジャパン政策に至るまでの日本の文化輸出の歴史が紹介されています。

　ベルモンドが登場するのは論文の第四章から。非合法ではあるものの、日本の文化輸出の一つとなっているファンサブ文化、中国での字幕組文化がテーマになっている章です。

■著者は中国のベルモンド翻訳班の一員

　章のテーマである字幕組の歴史の紹介が終わると、なんと著者が現在(論文が発表されたのは2020年2月)参加しているという「贝尔蒙德班德拉斯搬运」、直訳すると「ベルモンドバンデラス運搬業」という字幕組の話が始まります。

　「ベルモンドバンデラス運搬業」は、いちからがビリビリ動画で発表している「NIJISANJI 二次創作準則 1.0」に従って、ベルモンドのTwitterやYouTubeを翻訳し、布教活動を行っている集団です。ベルモンドが登録者１０万人を達成した時には、自発的にくじ引き活動(？)をしたり、許可をとった上でベルモンドのファンアートの転載をするなどして、盛大に祝福しています。

■「ベルモンドバンデラス運搬業」には入団テストも

　「ベルモンドバンデラス運搬業」の主な活動場所はテンセントQQ(日本で言うと、LINEくらい普及したDiscord的なアプリ)で、字幕組のメインメンバーが所属する「主グループ」と、ファンなら誰でも入れる「ファングループ」の二種類の部屋があるのだそう。

QQ日本版

　なお、メイングループに入るためには能力などを試すテストが必要で、そのための審査用グループも存在しているのだとか。著者はそのテストを突破してメイングループの一員になったようです。

■「ストロベル１０万人記念配信」を総勢２０人以上で翻訳

　論文ではさらに具体例として、2019年8月10日に行われたストロベル(ベルモンドと宇志海いちごのコンビ名)による１０万人突破記念配信の翻訳の過程を紹介しています。

↑実際の配信

　その過程は、以下のような感じだそうです。

　まず、8月9日にストロベルの二人のTwitterで出された配信告知を、「ベルモンドバンデラス運搬業」のTwitter翻訳担当が中国語で翻訳・転載します。それと同時に、組長(字幕組のリーダーなので"組長")である「茶杯」さんに対して、配信の存在が知らされます。

「茶杯」さんは事実を把握したのち、メンバーと相談して仕事の配分を決定し、共有できるオンライン工程表を作成します。さらに、二人いる配信同時転載担当(一人は香港在住、もう一人は中国本土でVPNを使用している)に連絡して、当日の同時転載の調整も行います。

　また、この配信はコラボ配信であるため、コラボ先である宇志海いちごの字幕組と連携するために、互いの組長同士の話し合いも行われたそうです。結果として、人員が豊富なことから、メインの翻訳作業は「ベルモンドバンデラス運搬業」が行うことになりました。

　そして実際の翻訳作業が行われます。動画にクレジットされているだけでも総勢２０人以上の人員で、６日がかりで動画を無事完訳することに成功します。８月１６日、ついに全ての翻訳動画がビリビリ動画に投稿され、作業が終了します。

■報酬の「クレジット」で著者もご満悦

　著者はこの翻訳で一次校正を担当し、「報酬」として、動画のクレジットにニックネームを掲載してもらえました。実際の画像が論文に貼られています。

　翻訳動画は収益化していないため、参加者への唯一の報酬は、翻訳動画への「クレジット」で、動画の概要欄に名前が載ることだそうです。この辺りは日本の切り抜きの投稿者と同じ感覚だと思います。

　著者はこの体験について、直接的に「嬉しい」などとは書いていません。ただ、なんとなく文章全体から「自分が字幕組であることを誇りに思っていて、クレジットされたことが嬉しい」という感情が伝わってきて、なんだか読んでいて暖かい気持ちになりました。

■良い話だったし…

　著者は最後に、「これは筆者にとっての「クール・ジャパン」である。」と書いて章を終えています。オタクであることに誇りを持ってる感があって、なんだか眩しく見えます。

　私は「良い話を読ませてくれたし、何か著者に貢献したい」と思ったんですが、論文にいいねとか押すこともできないので、とりあえずベルモンドのYouTubeチャンネルの通知をオンにしておきました。

　これを読んでくださってる皆さんも、論文を読んで「いいね！」と思ったら、ベルモンドのチャンネルを登録してみてもいいかも？

　渋ボでダンディながらいい感じのギャップもあるベルモンドの配信を見て、間接的に「ベルモンドバンデラス運搬業」も応援しましょう！

論文のリンク

ベルモンドのYouTubeチャンネル

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